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2008/07/29

自動車エンジニア教育プログラムのアジア拠点を目指す日本

  今年で6回目を迎える「全日本学生フォーミュラ大会」(自動車技術会主催)に海外からの参加チームが急増。常連の韓国、台湾のチームに加え、インドからの7チームを筆頭に中国2チーム、イラン、タイ、スリランカ各1チーム、計7カ国15チームが参加する。日本の出場チームと合わせて、今回の大会に過去最多の77チームがエントリーした。

  学生フォーミュラは、米国で工学系学生を対象に始まった自動車エンジニア育成教育プログラム。学生達が小排気量のフォーミュラ型レース車を企画、設計、さらに実際に製造して、デザイン、製造原価、性能を競う。日本では2003年に大会がスタートし、今年も9月10〜13日まで静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)を会場に開かれる。

  海外からの参加チーム増加は、自動車技術会が日本大会をアジアの中心的な大会にしようと、各国の自動車技術会に働きかけをしてきたためだ。同様な競技会は、アメリカだけでなく英国、ドイツ、イタリア、さらにはブラジルなどでも開催される。アジア地域ではオーストラリアが2000年にスタートした。オーストラリアの上位チームは、米国大会などでも上位の成績を残しており、学生の実力は日本より上だと言われる。

  日本大会がアジアの中心大会になれるかどうかはこれからが正念場。なるほど日本は自動車産業の中心ではあるのだが、自動車生産の勢いでは中国、インドなどの新興国に中心が移りつつある。存在感を示すには知的レベルでの優位性を保つことが必須課題と言えるのだが、自動車をはじめとしたものづくりが好きで工学系学部に進む学生の数は減っている。日本の将来のためにも、学生フォーミュラにつながる前段の教育プログラムを見直すことが不可欠のようだ

【DANN編集長】















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